大西陶芸

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国体バッチ制作

寒い日が続いていますね。

新年早々、仕事は相変わらずの多忙を極めています。

 

今年の秋にえひめ国体が行われるのですが、その時の参加賞となる

砥部焼のバッチの制作が急ピッチで行われています。

・・というのも、諸々の事情でなかなかスタートがきれず半年も遅れたんです(TдT)

その半年間は、かなり焦った心境でひたすら待ってました。

 

これまた。

・・というのも、数が膨大なのに、元々砥部焼は手作業の多い産地。大量生産のスキルも高くありません。

うちも初めての経験です。

この話が出た時に、大量生産の得意な他県産地から価格を全面に出した売り込みがあったそうです。

価格ではなく、地場産業で。

愛媛に産地があるので当たり前のことではありますが

そういって選んでいただいたことに感謝です。

 

膨大な数をこなすために、バッチ制作専門の短期アルバイトの方を総勢10名ほど雇いました。

初めての慣れない作業なのに一生懸命向き合ってくださる姿に

改めて教えてもらうことが沢山ある毎日です。

年齢も私より上の方がほとんどなんですが、少しでもスキルを上げて

よりよい作業をしようと質問を繰り返してくれているそうです。

その方の生き方、人柄がしのばれます。

立ちっぱなしの作業も多いですし、とにかく眼を使う作業です。肩も凝るでしょう。

でもモクモクと作業されている姿を見る度に、いつも頭が下がる毎日です。

 

 

私はというと、バッチ作業とは全く無関係で本来の受注生産をしています。

バッチ作業は別棟の作業場でしているので、アルバイトの方とは

お顔を合わせることが少なく、あっても朝夕の挨拶程度です。

お名前とお顔を覚えるのが本来苦手なので、失礼な限りです。

 

昨日は洗面所でバッタリ会った方(確か会ったの二回目)にお疲れ様ですと挨拶したところ、

あなたは大西陶芸の奥さんですか?と尋ねられました。

ふふふ。

こんな10歳も離れたオバサンと夫婦に見られるなんて

社長(弟)も複雑やろなぁ・・( ̄ー ̄)ニヤリ

内緒にしとこ!