キラキラした都会から、住み慣れた大好きな砥部町に帰ってきて1週間。
怒涛の勢いで、10月29日、30日に行われる*秋の砥部焼祭り*の商品作りに追われています。
毎年秋はイベント満載なので、上旬に行われた陶芸館の窯出し市の準備から
忙しさは年末まで延々と続くのです。
通常の受注体制にイベントが続くとなると、手作りメインの小窯としてはフルパワー。
スタッフさんも頑張って休日出勤してくれています。ありがたい!!
そんな中、東京から帰ってすぐの頃・・・。
「お姉さん、見てください!!(*^_^*)」と、みちえちゃんが興奮しながらやってきました。
存じ上げない方からの、達筆な字で丁寧に書かれたお手紙。
読み進めると、東京の知事のパーティーに出席されていた方からでした。
お土産にもらった小皿がみちえちゃんの描いたものだったようで、
わざわざ作者と住所を調べてすぐにお手紙をくださったのです。
みちえちゃんもあまり経験したことのない、思いがけない嬉しいお手紙に感動していました。
このような出来事が、作り手にとっては作陶の大きな励みになります。
お手紙を下さった方、本当にありがとうございました。
私も同じような経験があります。
若い頃、日本伝統工芸展に入選した時。東京展の会場で作品をご覧くださった方から
作品についての感想のお葉書を頂戴しました。
すぐにお礼状をしたためたのですが、その方からはその後も
幾度となく入選する度にお葉書が届きました。
一度もお目にかかったことのない方ですが、このように観てくださっていることが
とても嬉しいことでした。また頑張ろうと力が湧きました。
言葉ひとつ、葉書一通、そこには大きな力が潜んでいるものです。