大西陶芸

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最後の追い込み!!

秋の砥部焼まつりもいよいよ明後日に迫りました。

 

毎年のことながら、ギリギリまで制作に追われています。

普段は週イチの本焼き(窯焚き)ですが、一昨日も焼き、昨日も焼き。

ひと窯分の商品を用意することは、それはそれは大変で、

生産力の乏しい小窯にとってはフルパワーです。

今日もスタッフさんにも8時まで残業してもらいました。

今月は特に急ぎの注文も目白押しだったので、スタッフさんも毎日毎日

すごく頑張って仕事をこなしてくれました。

ひとえにスタッフさんの頑張りのお蔭で、仕事が回っている状況です。感謝!感謝!

 

今日は一昨日に火入れをした窯を本日出して検品して整理。

(窯は17時間ほど焚き、冷えてから窯出しなので3日かかります)

明日もまた、イベント前日だというのに窯出しを控えています。

その合間をぬって、今日から砥部焼まつりに出品する商品にシール貼りの作業。

ポップも手描きで作ったりと、いつもながらのアナログ作業(笑)

 

今年の商品ですが、新柄をいくつか用意しました。

アイテムも食器全般、美容器具(リンパマッサージ)のかっさプレートまで

少量ずつながら多数揃えております。

そして、そして!!

毎年かかさず来てくださるお客様に喜んでもらおうと、まつり限定商品も〜(^o^)v

5センチ四方の陶板に絵を描き、小さな額に入れています。

並べて壁にかけたら、キュートなインテリア間違いなし!!

これは小さいながら、生地づくりから手間が必要。

土を平らに伸ばして、一枚一枚切り出して陶板を作ります。

そのままの状態で乾燥させると反り返ってしまうので、何度もひっくり返しながら乾燥。

乾燥してから四方を真っ直ぐになるよう削り、全体を水拭きして滑らかにします。

それらに、私とみっちゃんが丁寧に絵付をしました。

普段には商売として成り立たないので作れません。

今回はお客様へのご奉仕品として、可愛くて楽しい飾れるアイテムを作りたかったので

女子メンバーで企画会議。会議の段階からキャーキャー(*^_^*)でした♡

お祭り特別価格で、感謝価格で、出血大サービスで(くどい?!)、

1000円くらいでご提供したいなぁ〜と思っています。

絵柄は1個だけのものもありますし、イッチンだったり染め付けだったりと様々です。

数量限定なのでお早めにお求めくださいね。

 

そして、愛媛のゆるキャラ*みきゃん&ダークみきゃん*の

食器を販売します。

特にダークみきゃんの食器は初お披露目です。

茶碗や鉢、マグカップや皿にはじまり、スプーンや箸置き、

小さなマグネットやイヤホンジャックまで。

みちえちゃんが一生懸命制作しました。

こちらも是非お楽しみください。

 

お天気だけが気になりますが、当日はみちえちゃんとスタッフ大野と私の3人で

皆様のお越しを楽しみにお待ちしております。

大西陶芸のブースですが、Aコープの駐車場の入り口右側のテントとなっております。

試作品やB級品など、半額の商品も多数用意しておりますので

お得なお買い物も楽しんでくださいね。

 

なお、工房に併設しておりますショップですが、まつり準備のため

11月2日まで臨時休業となっております。まつり会場へ商品を持っていくので

ショップはスッカラカンとなっております。

ただ10月29日、30日のまつり当日以外は、ショップはお休みでも

工房で仕事をしております。商品お引き取りのお客様、ご注文で来房されるお客様は

お手数ですが、奥の工房までお越しくださいますようお願いいたします。

 

では、会場でお待ちしております♡

 

 

嬉しいお手紙。

キラキラした都会から、住み慣れた大好きな砥部町に帰ってきて1週間。

怒涛の勢いで、10月29日、30日に行われる*秋の砥部焼祭り*の商品作りに追われています。

毎年秋はイベント満載なので、上旬に行われた陶芸館の窯出し市の準備から

忙しさは年末まで延々と続くのです。

通常の受注体制にイベントが続くとなると、手作りメインの小窯としてはフルパワー。

スタッフさんも頑張って休日出勤してくれています。ありがたい!!

 

 

そんな中、東京から帰ってすぐの頃・・・。

「お姉さん、見てください!!(*^_^*)」と、みちえちゃんが興奮しながらやってきました。

存じ上げない方からの、達筆な字で丁寧に書かれたお手紙。

読み進めると、東京の知事のパーティーに出席されていた方からでした。

お土産にもらった小皿がみちえちゃんの描いたものだったようで、

わざわざ作者と住所を調べてすぐにお手紙をくださったのです。

みちえちゃんもあまり経験したことのない、思いがけない嬉しいお手紙に感動していました。

このような出来事が、作り手にとっては作陶の大きな励みになります。

お手紙を下さった方、本当にありがとうございました。

 

私も同じような経験があります。

若い頃、日本伝統工芸展に入選した時。東京展の会場で作品をご覧くださった方から

作品についての感想のお葉書を頂戴しました。

すぐにお礼状をしたためたのですが、その方からはその後も

幾度となく入選する度にお葉書が届きました。

一度もお目にかかったことのない方ですが、このように観てくださっていることが

とても嬉しいことでした。また頑張ろうと力が湧きました。

言葉ひとつ、葉書一通、そこには大きな力が潜んでいるものです。