先日よりお知らせしています日本伝統工芸展ですが、今年は第60回目ということもあり
記念事業として、普段の陳列品解説に加えて実演&解説が加わりました。
今日は私が午前中に実演&解説をし、父が午後から陳列品解説をしました。
普段の仕事の実演とはいえ、大勢のお客様の前での作業はすごく緊張します。
いっちんで模様を描き それを絵の具で彩色していくという、いつも通りの作業なのですが
口元にマイクはあるし、説明するので頭も回転させないといけないし・・・。
ドキドキしながらの実演となりました。
15分ほど経ち、”もうこれ以上したら道具を落としそう~~”というくらいの
緊張のピークを迎えましたので、道具をマイクに変えまして今度は会場に
移動しての展示作品の解説へと移りました。
人間国宝の先生方や、さまざまな技法を駆使した先生方の作品を
10点余り解説しましたが、こちらは若干ですが経験上の慣れもあり
お客様の質問に答えたりと言葉のキャッチボールをしながら、
30分ほど楽しく進めさせてもらいました。
お買い物の足を止め、熱心に1時間ほどお付き合いをくださった
沢山のお客さまには、心より感謝しております。
つたない説明であったとは思いますが、相槌を打ちながら真剣に
聞いてくださる姿には力をいただきました。
明日の実演は、弟です。ロクロをする予定になっています。