大西陶芸

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みかん畑

工房近くの小学校への通学路。  高校時代もこの道を通って通学した。

今は目の前に新しい道路が出来たので、普段の通勤にもあまり通らなくはなっていたのだけど。

久しぶりに通ってると、あれ?あれれ?? なんか、違う景色が目の前に広がりビックリした。

 

住宅に囲まれるように、道に囲まれるように、小さな頃からあった平地のみかん畑。

みかんの花が咲くと、なんともいえない良い香りが漂い道を歩くのも楽しかった。

濃い緑色の力強い葉っぱをつけたみかんの木が密集して立ち並ぶ畑だった。

秋になると、たわわに実ったみかんが緑色からオレンジ色へと熟していく。

そんな幼い頃からずっと見ていた、変わりのない美しい風景だったはずなのに。

 

そのみかんの木が、全部根元から伐られていたのだ。

どうしたんだろう・・・。

持ち主さんが高齢で後継者もなく、もうみかん作りが出来ないのかな?

丹精込めて育ててきた木を伐るのは、とてもつらかっただろうな・・・。

もしかして、ここには家が建つのかな?

それこそ、全部宅地になってしまうんだろうか・・・。

思わず車を止めて見入ってしまった。

 

なんとも違和感があるのは、畑の横の道からは今までは絶対に見られなかった

その先の風景が広がっているから。

少し高台にあるんだけど、あんなに遠くの景色までここから見ることは出来なかった。

 

幼い頃から大好きな田舎の風景が、少しずつ変わっていくのは寂しい。。。