大西陶芸

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持つべきは友。

うちのギャラリーには、作家活動をしている父や弟夫婦、そして私の大きな顔写真を飾っている。

父なんて、10年ほど前の顔写真でも、さほど今と変わらない。

でも私のこの10年の変化は、非情な現実をつきつけてくる。

く、くやしい!!(涙)

2年ほど前から(遅い!?)顔写真を変えないといけないなぁ~と思い、自分の写真だけ倉庫に片付けていたのだけど、

父から「作家は顔写真があった方がいい。」と言われ、仕方なく飾っていた。

 

先日のこと。

県外からいらっしゃった観光客の方が、私の作品を目当てにご来房くださった。

たまたま私が接客をしていたのだけれど、顔写真のある2階ギャラリーから降りてくるなり

「白石さんは?」と聞いてきた。

「私ですが・・・。」という一言がものすごーーく恥ずかしくって。

明らかに先方もビックリしていたし、気まずそうだったし。。。。

 

そんな折、高校の同級生で、東京でカメラマンとして活躍している友達が帰省してきた。

「いつか撮ってね。でもシワなくしてね。シミも消してね。私だとわからなくなる手前まで修正して!」なんて

勝手なこと言いつつ、二人で盛り上がっていたら、

「ちょうどカメラ一式持って帰ってるから、今から撮影しよっ!!」と、目の前の堀の内で急遽撮影会。

「こんなことなら、白い服とか首周りにキラキラしたのがついてる服を着てきたらよかったなぁ~。

反射板代わりになったのにね~。」なんてお喋りしながら、ゲラゲラ笑ったり。

 

カメラマンが30年来の友人となると、不思議なくらいリラックスできて楽しかったなぁ~。

色々と話をしながら、自然な感じで撮られていた感じです。

選んでくれた写真は、撮影途中にぼーーーと空を見ていたもの。

なんかカメラ目線でニッコリしているのより、作家写真らしくていいそう。

うん。うん。  プロの意見を信じて任せるよ。

 

さて、いつか彼の写真が出来上がったら、今の私をギャラリーに飾りましょう。

彼へのお礼は友達らしく、物々交換です。

写真が出来上がるまでに、欲しい食器を吟味するそうですよ。

今度は私が頑張る番ね。