新年が明けてしばらくした頃、倉敷からお越しくださったOさんご家族。
娘さんご夫婦の運転する車で、奥さんと一緒に来てくれました。
初めてお会いしたのですが、とてもにこやかに話しかけてくださいます。
聞けば、10年くらい前に倉敷三越(もうなくなりましたが・・)の美術画廊で
展示会をした時に、私の睡蓮の絵皿をご購入くださったとのことでした。
今まで随分と大切に飾っては楽しんでくださっていたそうですが、今回
別の絵皿を購入しようと、わざわざ工房を訪ねてくださったそうです。
「砥部に行けるんが楽しみで楽しみで待ち遠しかったんよ。」とニコニコ。
そんな風に言っていただいて、こちらも嬉しい限りです。
あいにく尺(30センチ)を超える大きさの絵皿は、普段はあまり制作してないので
お待ちいただくことになりました。 しかも私の仕事の都合で春まで・・・。
そのことをお詫びすると、「楽しみが出来たのでまた長生きできます!」と娘さんが
言ってくださった言葉に救われました。 じ~~ん。。。
「植物なら、なんの柄でもいいよ。白石さんの好きなのでいいよ。葡萄でも花でも。お任せするよ。」と
Oさんは言ってくださいましたが、1枚だけ制作して、現物をいきなり送りつけるのは
私としてはどう考えても気が進まないので。。。
結局いろんな柄で3枚制作して、まず写真を郵送し、そこから選んでいただくようにしました。
結果、色絵の椿の絵皿(33センチ)がOさんの下にお嫁入りすることになりました。
どうぞOさんご夫妻、いついつまでもお元気で・・・。 感謝。