大西陶芸

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私の仕事始め

4日の夜遅く、お世話になっている松山三越さんから電話がありました。

仕事の話があるということで、昨日の午前中三越へ行ってきました。私の仕事始めです。

7階では「榎木孝明 絵画展」があり、ご本人のサイン会があるので多くの来場者で

賑わっています。

その榎木孝明さんとお会いしてお話するというのが仕事の目的でした。

榎木さんは美大出身で絵画や陶芸にも秀でてらっしゃるので、近い将来砥部焼とのコラボが

出来たらという企画を三越さんが榎木さんに持ちかけたところ、榎木さん自身もとても興味を

持ってくださり、今回こうした話し合いの場を持たせてもらえることになりました。

 

同業者のN先輩・T先輩と一緒に、ワクワクドキドキのご対面。

色々と話も弾み、広がり、あっという間に時間が過ぎていきます。

思いがけず会食をしながらということにもなり、私は榎木さんの正面だったので大緊張。

これからどのような形で進んでいくのかはまだ何も決まっていないけれど、こうして与えて頂いたご縁は

大切に未来に繋げていきたいと思います。  素晴らしい機会をありがとうございました。

後でT先輩に「久美ちゃんがいつもより静かだったなぁ」と笑われました。

だって、すごく緊張していたんだもん。

 

さて本日は、2回目の個展会場への来店日でした。

今日もわざわざ遠くからお越し下さったり、2度の来店日共に会いに来て下さったりと、

お客様のご厚情に新年早々とてもハッピーな一日となりました。

みなさま、本当にありがとうございます。

 

朝一番の高知からのお客様とのやりとりが面白かったのでご紹介。

熱心にだんな様とマグカップを手に取り選んでくださっていたのですが、どうもピンとくるものが

ないようで、他の作家さんの売り場もウロウロと時間をかけて探されている様子。

私のマグカップは個展の際は基本1点モノとして作ることが多く、形も色々。

自分自身がペアモノとして家族と全く同じ食器を使用するよりも、それぞれ個性がある食器を

自分の好みで選び使用する方が好きなので、「自分のモノ」としての使用カラーが強いマグカップは

同じ絵柄でも配置を変えたり形の違うものに描いたりして展開しています。

今回も大きさや形・絵柄など、多種多様で展示販売していたのもお客様が迷う原因になったようです。

最終的には私の売り場に戻ってきてくださったのですが、2点を前にずっと思案されていたので

声を掛けてみました。もちろん私が作家本人ということは、事前にご存知でした。

「他の者(旦那さん)はこっちがいいって言うけど、私はこれは嫌いなんよ。

私はこっちの形がいいんだけど、この絵柄は嫌いなんよ。」

・・・・・・・・。  う~ん、どうしましょう。。。当の作家本人には難しい質問ですねぇ。

なので、「嫌いだと自然と使わなくなりますから、やめられた方がいいですよ。」とそっとお伝えしました。

最終的には、「この形は好きだけど絵柄は嫌い」なマグカップをお買い求めくださいました。

使っているうちに、絵柄も好きになってくれたらいいのになぁ。。。と思った次第です。

 

さて、いよいよお正月休みも終わり、明日から工房は通常営業になります。

みなさま、本年もよろしくお願い申し上げます。