先日、近所の小学3年生の女の子3人組が先生に引率されて取材にこられました。
恥ずかしそうにモジモジしながら、緊張感タップリに自己紹介をしてくれます(笑)
なんでも、砥部の街に50基近くある砥部焼きのモニュメントや、焼物の里のシンボル
タワーである愛伊砥(えいと)くんのことを調べてくれているそうです。
たまたま私が愛伊砥くん制作の際に、絵柄のデザインを考える4名のうちのひとりに
任命されて携わっていたこともあり、子供達にも描かれている模様の持つ意味や
制作での苦労話などなど、そんな制作秘話を詳しく話すことになりました。
愛伊砥くんは2面に違った模様が描かれています。
七折地区の有名な七折小梅。みかんの町でもあるので、みかんの花。
反対側には、天高く伸びてゆく植物を・・。砥部町の発展を願っています。
植物の周りには、広田地区で有名な蛍を飛ばせました。
タワーの下部の水玉模様は、豊富で清らかな水をイメージ。上部の丸い球体部分には
砥部の自然溢れる山なみと、美しい空の色(夜空だったり夕暮れだったり)を表現しました。
沢山のタイルは制作が得意な窯元さんが大勢協力し、絵付け作業にはそれぞれの
窯元の絵付け師さんが交代で作業に参加してくれました。
これらのことを取材してまとめたものを、子供達が学校で発表してくれるそうです。
幼い子供達が、砥部焼のことを砥部町の大切な財産だと思ってくれている
様子がとても嬉しくて・・・。
砥部焼に従事する者として、「本当にありがとう」という気持ちでいっぱいに
なったひとときでした。