大西陶芸

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真冬の窯出し

近頃、本当に寒さが厳しいです。寒さがこの上なく苦手な私は困ります。

冬になるといつも、クマのように冬眠したいと思っているくらいです。

そんな冬の一番ありがたーい作業が、窯出しです。(夏は地獄ですが・・・)

 

窯は焼成した時間と同じくらいの時間をかけて、自然に冷やします。

1200度くらいで焼いた窯が200度くらいまで落ちたら、少しずつ少しずつ

扉を開けて、時間をかけて冷ましてからゆっくりと台車を引き出していきます。

台車が出てもまだ窯の中はとても熱いので、乾燥したい品がある時は

また扉を閉めて乾燥室の代わりに利用したりもします。

 

さて今日も、朝から窯出し作業です。

まだまだ、詰まれた台車からは熱さが伝わり

思わず手をかざして温まりたくなります。

いえ、実際にいつも20秒程そうしてます。

きっと、そんなことするのは私だけです。

 

 

ふと見ると、あっ!!ももちゃん発見!!

先日のストーブでは惜しかったですが

今日は窯が開いたと同時にいい場所をキープしてます。

置物のように微動だにしないももちゃん。

 

声を掛けると、カメラ目線でこちらを見ました。

この後、スタッフが台車の周りを取り囲み

窯出しに激しく動き回っていましたが、それを

涼しげに観察していたももちゃんでした。

これもうちの冬の風物詩です。