大西陶芸

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来店日

今日は10時~15時まで、個展をしている砥部焼観光センター炎の里に在店していました。

山の方は雪が降ってるのかもと思わせるくらい、とても寒い日でした。

そんな中、遠く西条からわざわざお越しくださった昔からの大切なお客様一家。

地元ということで、中学の同級生も何名か顔を出してくれました。

みなさま、お忙しいのに本当にありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

明日はクリスマスイヴということで、私の想い入れのある作品をご紹介します。

 

こちらは小さな蓋に丸みのある陶箱です。

小さいですが手は込んでいます。もちろん手ロクロです。

この個展のために制作した1点モノです。

釉薬はスリガラス風の艶消しになっています。

紺色の薔薇が浮き出しているように見えます。

アクセントとして、金彩の上絵を施しています。

玄関でお香と焚いてもらった後に蓋をすればインテリアにもなります。

 

でも・・・。

この中にアクセサリーを入れてプレゼントに使ってもらえたらいいな~と思っています。

なんだかロマンチックでしょ。

プロポーズの時だったりしたら、なおさら素敵。

そんなことを想像しながらデザインしました。

誰か私にプレゼントしてくれないかしら?(妄想は止まりません・・・)

 

右側の水色の薔薇の陶箱は、西条にお嫁にいきました。

大切なお客様の元に渡るのは作り手としてもとても嬉しいことです。

ありがとうございます。

ご主人様にはちゃんとその想い入れをお伝えしておきました。

クリスマスの日。

ご主人さまはサンタさんに変身するのかしら・・・?

 

昨日の続きと ももちゃん店長

ももちゃんは、真冬の寒さがとっても苦手。だって猫だし。。

工房に出勤しても、床の冷たいコンクリート対策として

知恵を絞り、新聞紙やダンボールの上に立つ。感心した。

 

今日もふと見ると窯の前でずっとたたずんでいる。

冬はももちゃんのお気に入りの場所なんだけどね、そこ。

『ももちゃん、残念だけど今日は窯を焚いてないからあったかくないよ。』

と声をかけたら、「にゃ~~~」と残念そうな返事。

ガッカリしたももちゃんはその後私の仕事部屋に来て、窓から寒そうな

外を眺めてた。こころなしか、背中も普段より丸くなって寒そうねぇ・・・。

 

さて、昨日の続きです。

絵付けした部分をもう一度見直す。・・・と、なんかおかしい。けれど、何がおかしいのかわからない。

仕方ないから、先に外側の絵付けに取り掛かることにして下描きを鉛筆で描く。

鉛筆の線は焼くと消えるので大丈夫。サササ~と10分くらいで完成。

本番の線が硬くなるのが嫌なので、下描きはあまりキッチリとはしないことにしている。

線が生き生きとするから、ぶっつけ本番でエイッって感じで勢いよく描くのがすき。

かっこいいこと言ってるわりには、ただ単にコツコツと出来ない性格なだけかも~。。。

 

ひとまず出来上がりの写真がこちら。少し離れて、じっくりと眺めてみる。

あっ、おかしいと感じていたところが分かった!!あ~よかったと、紙やすりで削る作業。

めんどくさがり屋だけど、こういうところは細かいのだ。

この後、その部分は綺麗に描き直しました。サインをいれて青い薔薇の洗面鉢は完成。

あとは釉薬を掛ける作業が残っています。黒い絵の具を使った薔薇の洗面鉢もこの後

すぐに取り掛かる予定。

窯は週末。

ここまで人間がしたら、後は窯の神様にお願いをするだけなのです。

どうか綺麗に焼きあがりますようにと・・・。